「ペットショップで小型犬は室内で十分運動できるから、散歩はいらないって言われて飼った」—そんな声を耳にすることがあります!!
でも、これは大きな誤解。
たとえ体が小さくても、犬は本来、外の世界を感じ、歩き、嗅ぎ、学ぶことで心身の健康を保つ生き物です。
小型犬にも、適度な運動と散歩は欠かせません。
脳の活性化とストレス発散
外の空気を吸い、風や太陽を感じ、草や木の匂いを嗅ぐことは、犬にとって大きな刺激になります。
特に嗅覚が鋭い犬にとって、においを嗅ぐことは「読む」「考える」「知る」といった知的活動。
脳を活性化させ、ストレスを発散する効果があるのです。
飼主とのコミュニケーション
また、散歩は飼い主との貴重なコミュニケーションの時間でもあります。
リードを通じて感じるお互いの気配、声掛けやアイコンタクトを通じて信頼関係が深まります。
散歩中にも「まて」、「おすわり」等の練習もできるようになるといいですね~。
犬の社会科化
さらに、外の世界には人、他の犬、車や自転車など、室内にはないさまざまな刺激があります。
これらに触れることで、社会性が養われ、環境への順応力が高まります。
子犬の時期だけでなく、成犬になってからも継続的な社会化はとても大切です。
散歩に行かない犬は、外の環境や人、犬に触れられず、臆病な性格になる犬もいます。
ただし、犬にも個性があります。活発に歩きたがる子、のんびり匂いを嗅ぎたい子、色々です。
体調や年齢、気分に応じて、無理のない範囲で散歩内容を調整してあげましょう。
小型犬散歩のまとめ
「小型犬だから散歩はいらない」ではなく、「小型犬にも心と体を満たす散歩を」という意識を持つことが、飼い主としての大切な役割です。
散歩は、必ず毎日行かなければならないというものではありません。天候や飼い主の体調などを考慮して、できる範囲で行くようにしましょう。
散歩は、飼い主と愛犬がもっと仲良くなるための、素敵な時間です♡