しつけとは、犬が飼い主に絶対服従する事ではありません。
しつけは「犬と飼い主との絆を深め、信頼関係」のうえに成り立っています。
しつけは犬に教える事だけだと思いがちですが、古い考え方は捨ててください。
しつけとは「犬に人間社会のルールを教えながら、飼い主も犬の行動や習性の意味を学ぶ」ことです。
犬の行動学を学ぶことは、習性や行動の裏に隠された犬の気持ちが分かる事なのです。
しつけのイメージ
犬に人間社会を教え、飼い主も犬の行動や習性の意味を学ぶ。
飼い主が犬にやってほしい行動や反応を伝える方法を両者で学びます。(共に過ごす時間の中で信頼関係を築きましょう。)
↓
犬がやってくれるようになったら、褒めて認めてありがとうを伝える。
↓
更に信頼関係が出来て、飼い主の望むことを理解できるようになります。
他人に迷惑をかけず、お互いが気持ちよい生活を送るためにも、しつけは非常に重要になってきます。
楽しい雰囲気の中しつけができるといいですね♪
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目を見る練習(アイコンタクト)
犬と飼い主が目をあわせることで、”幸せホルモン”と呼ばれる「オキシトシン」の濃度がどちらも上昇することが科学的に証明されています。
「こわがりです」「さわらないでね」
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目標
「名前を呼んだらこちらを見る。」
「飼い主と目を合わせる。」
理由
- しつけがしやすい。
- 愛犬とのコミュニケーションになる。
- 信頼関係につながる
アイコンタクトの方法
愛犬が落ち着いている時に始めましょう。
①片手におやつをつまんで見せる。
②少しずつに上にあげていき、愛犬と目があったと同時に名前を呼ぶ。
③おおげさに褒める。
↓
これを繰り返す
何度も繰り返すことで、名前を呼ばれたら嬉しいことがあると覚えます。
次第におやつなしでも挑戦しましょう。気長に継続しよう。
自分の名前に対して良い印象付けになります。
しつけの時に使うごほうびは・・・
ドックフードが良い選択です。
詳しくはこちらの記事を読んでね。
どこをさわってもいいように(ボディーコントロール)
動物は、突然体にふれられるのを嫌います。
触ろうと急に手を出すと本能で「攻撃されるかもしれない」という恐怖を感じてしまうのです。
飼主との信頼関係ができていれば、いつでも体を触らせてくれるようになります。
飼主の次は、他の人にも触ってもらって、触られることに慣れていきましょう。
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目標
人にどこを触れられても嫌がったりしないようにする。
理由
- 後々スキンシップもとりやすくお世話がしやすい。
- 犬の健康状態を見守れる。
- 愛犬とのコミュニケーションにもなる。
- トリミングや病院の時に助かる。
ボディコントロールの方法
- 日常のブラッシングの時に、体のあちこちを触れて慣れさせる。(生後2か月頃からでOK。)
- 爪や耳や口の中も慣れさせておく。
しつけ時の言葉
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犬と接するときは一貫性をもつことが大切です。
言葉もコロコロ変わると犬が混乱してしまいます。
- 言葉を家族で統一
- 言葉は短くてわかりやすく
- 叱るよりも褒める
- 叱るときに名前を呼ばない(名前に嫌なイメージを植付けないで)
ほめる
- 大げさに高くて大きな声でオーバーリアクションで褒める。
- 褒めるタイミングが一番重要。犬が指示通りに動作を完了した瞬間に褒める!
- 褒める事は成犬になってからも続ける。
褒める事を沢山見つけて、沢山褒めてあげましょう。
しかる
基本、しかる事はあまりしないほうが良いでしょう。
犬は人間が怒っている理由をほとんど理解できません。
しかるよりも褒める事を見つけ、褒める回数を増やしてあげましょう。
- 低めの声で大きな声ではっきりと「ダメ」。
- 叱るときに名前を呼ばない
- 「ダメ」と言ってから、無視する方法が有効的でした。
(悪さをしたときに怒ったり説明したりすると「飼い主はイタズラをすると構ってくれるんだ!」と覚えてしまい、更に悪さをします。)
叩いたり、嫌な思いをさせる事は絶対にダメです。
感情的に怒ってはダメです。
愛犬が信用してくれなくなりますよ。
愛犬も怖がって近づいてこなくなります。
犬とのお散歩中、愛犬を触ろうとする方に触られるのは“ダメです”と言いにくい..
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主従関係ではなく信頼関係による強い絆が、結果良いしつけにつながります。
犬の行動を理解する(動物行動学)おすすめの本
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